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【ニッケ(日本毛織)】長期発行体新規:A/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0890

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http://www.jcr.co.jp/

16- D- 0890 201 7 年 1 月 1 6 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

日本毛織株式会社

(証券コード:3201)

【新規】

長期発行体格付 A 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) 羊毛紡績の国内最大手。120 年に及ぶ業歴を有し、現在、衣料繊維では学校や公共交通機関向けなどの制 服・ユニフォーム素材を主力とする。一方、同事業の国内拠点の再編等に伴い、80 年代中頃よりショッ ピングセンターをはじめとする不動産賃貸の展開を拡大。自社グループで運営する「ニッケパークタウ ン」(兵庫県加古川市)、「ニッケコルトンプラザ」(千葉県市川市)のほか、土地やオフィスビル、マンシ ョンなどの賃貸物件を多数保有している。事業多角化にも積極的で、産業機材や携帯電話販売、フランチ ャイズ事業、スポーツ・レジャー関連、介護、日用品・雑貨など様々な事業を手掛ける。

(2) 幅広いユーザーニーズへの対応力などを背景に、制服・ユニフォーム素材で高い市場シェアを有する。ま た、営業利益の過半を占める不動産賃貸が安定収益源としてグループを支えている。90 年代前半以降、 事業環境の変化に伴って収益力が低下した局面もあったが、主要事業の復調のほか、事業多角化の取り組 みが奏功。現在、収益は過去の好調時並みの水準で推移している。事業多角化では M&A が活用されてい るが、小型の案件を中心に資金負担などのリスクを抑制する形で実施されている。一方、継続的な利益蓄 積を背景に財務基盤は安定している。生産拠点の再編も一巡しており、当面、財務の健全性が低下する懸 念は小さい。以上を踏まえ格付を「A 」とし、見通しは「安定的」とした。

(3) 売上高は90 年代末に600 億円を割り込んだものの、00 年代に入り回復・拡大が進展。16/ 11 期は小幅減 収となったが、3期連続で 1, 000億円台の売上高を確保。同期営業利益は 76億円と7期連続増益となり、 過去最高益(88/ 11 期 79 億円)に次ぐ水準となった。また、E BIT DA は前期に続き 100 億円台となった。 ニッケパークタウンの大規模リニューアルに伴う休業などがマイナス要因となったが、汎用製品の見直し で 衣料 繊維 の採 算が 改善 。こ のほ か、 F A 装 置 受注 が良 好に 推移 した こと など がプ ラス 要因 とな った 。 17/ 11 期会社計画では営業利益 74 億円を見込む。介護事業のコスト増加などで小幅営業減益予想となっ ているが、安定した事業基盤を背景に当面、全社収益は堅調に推移すると J C R では想定している。 (4) 16/ 11 期末自己資本比率は 61. 8%、同 DE R は 0. 2 倍と、財務諸指標は良好な水準となっている。衣料繊維

では生産・販売の平準化などに対応した在庫が必要となることなどから、運転資金負担はやや重い。ただ、 E BIT DA に対する有利子負債の水準は2 倍以下で、同水準や債務償還能力に特段の問題はない。また、有 利子負債に対し9 割強の現預金が確保されており、手元流動性は厚い。17/ 11 期からの中期経営計画では、 研究開発投資を含め 3 年間で 260 億円の投資支出が計画されている。所要資金は一部、外部調達が必要に なると考えられるが、財務構成は当面、安定した状況を維持出来よう。

(担当)涛岡 由典・藤田 剛志 ■ 格付対象

発行体:日本毛織株式会社 【新規】

対象 格付 見通し

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http://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 1 月 13 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:涛岡 由典

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 日本毛織株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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